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朝日に照らされた階段状の石灰岩の鉱物水池。水路に沿う青緑色と金色の細い光が合流し、トークン費用とキャッシュ再利用を表す
コストの最適化

Kimi K3.1 Pro API 料金:トークン単価・キャッシュ費用と計算例

Kimi K3.1 Pro と Highspeed の入力・出力・キャッシュ書き込み料金を比較。推論トークンの課金、1回のリクエストと月間予算の計算例も紹介します。

EvoLink Team
15 分
Kimi K3.1 Pro 標準版の公式 API 料金は、通常入力が100万トークンあたり2米ドル、出力が10米ドル、キャッシュ読み取りが0.20米ドルです。 Highspeed は通常入力が4米ドル、出力が20米ドルで、キャッシュ読み取りは同じく100万トークンあたり0.20米ドルです。Moonshot の公式 API 料金

1回のリクエスト料金は、入力、出力、キャッシュ、ツールの使用量によって変わります。この記事では各料金を整理し、1回のリクエストや月間数千回の呼び出しに必要な予算の計算方法を紹介します。

課金項目K3.1 Pro 標準版K3.1 Pro Highspeed
通常入力$2.00$4.00
出力$10.00$20.00
キャッシュ読み取り$0.20$0.20
キャッシュ書き込み:5分$2.00$4.00
キャッシュ書き込み:1時間$4.00$8.00
単位は100万トークンあたりの米ドル。2026年10月27日確認。実際の請求にはアカウントの現在の料金が適用されます。EvoLink の最新料金を確認。

入力の料金は、次の3種類に分かれます。

  • 通常入力: 通常の入力単価で課金される内容。
  • キャッシュ読み取り: 既存のキャッシュから正常に再利用された内容。
  • キャッシュ書き込み: 新たにキャッシュへ保存され、有効期間に応じて課金される内容。
この3種類の使用量は分けて記録します。キャッシュ書き込みとして数えたトークンを、通常入力に重複して加算しないでください。公式キャッシュ使用量ガイド
もう一つのポイントは、標準版と Highspeed のキャッシュ読み取り単価が同じことです。そのため、大きなキャッシュ済みプレフィックスを含むリクエストでは、Highspeed の料金が必ず2倍になるとは限りません。

API リクエスト1回あたりはいくら?

Kimi K3.1 Pro はトークン使用量による従量課金で、1回あたりの固定料金はありません。短い質問、大量の文書、キャッシュ済みコンテキストを再利用する処理では、請求額が大きく異なります。

上記の単価で3種類の使用例を計算すると、次のようになります。

1回の使用量標準版の料金Highspeed の料金標準版で1,000回
通常入力2,000+出力1,000トークン$0.014$0.028$14
通常入力100,000+出力10,000トークン$0.30$0.60$300
キャッシュ読み取り100,000+通常入力1,000+出力2,000トークン$0.042$0.064$42
予算計算の例であり、税金、ツール、追加リクエストの料金は含みません。3行目はキャッシュが作成済みという前提で、最初の書き込み料金は別途必要です。出力には課金対象の推論トークンを含みます。

小さなリクエスト:標準版で0.014米ドル

通常入力2,000トークンを送り、出力1,000トークンを生成する場合は、次の計算になります。

Regular input: 2,000 ÷ 1,000,000 × $2  = $0.004
Output:        1,000 ÷ 1,000,000 × $10 = $0.010

Total: $0.014
同じ使用量で1,000回呼び出すと、トークン料金は 14米ドルです。

大きなリクエスト:標準版で0.30米ドル

通常入力100,000トークンを送り、出力10,000トークンを生成する場合は、次の計算になります。

Regular input: 100,000 ÷ 1,000,000 × $2  = $0.20
Output:         10,000 ÷ 1,000,000 × $10 = $0.10

Total: $0.30
同じ使用量で1,000回呼び出すと、トークン料金は 300米ドルです。

月額予算を見積もるには、典型的な使用量ごとにリクエストを分類し、それぞれの料金に予定回数を掛け合わせます。

Highspeed の料金は2倍になる?

Highspeed の通常入力、出力、キャッシュ書き込みの単価は標準版の2倍ですが、キャッシュ読み取りの単価は変わりません。

通常入力と出力だけで構成されるリクエストでは、同じ使用量ならトークン料金は2倍になります。

100,000 regular input + 10,000 output tokens

Standard:  $0.30
Highspeed: $0.60

キャッシュ読み取りが大半を占める場合は、差が小さくなります。

100,000 cached input + 1,000 regular input + 2,000 output tokens

Standard:  $0.042
Highspeed: $0.064
2つ目の例での Highspeed の料金は、標準版より約 52%高くなります。

これらは単価の違いを示すため、トークン使用量を固定した計算です。実際の呼び出しでは、各レスポンスに報告される使用量を使って計算してください。

キャッシュ料金:初回書き込みと次回以降の読み取り

標準版のキャッシュ読み取り単価は通常入力の10分の1ですが、最初にキャッシュを作成するときには別途書き込み料金が発生します。

次の標準版リクエストを考えます。

  • 再利用する100,000トークンのプレフィックスを、初回に5分間キャッシュへ書き込む。
  • 通常入力をさらに1,000トークン送る。
  • 課金対象の出力が2,000トークンある。

初回リクエストの料金は次のとおりです。

Cache write:   100,000 ÷ 1,000,000 × $2  = $0.200
Regular input:   1,000 ÷ 1,000,000 × $2  = $0.002
Output:          2,000 ÷ 1,000,000 × $10 = $0.020

First request total: $0.222

次回以降に100,000トークンのキャッシュを正常に再利用できた場合は、次の料金になります。

Cache read:    100,000 ÷ 1,000,000 × $0.20 = $0.020
Regular input:   1,000 ÷ 1,000,000 × $2    = $0.002
Output:          2,000 ÷ 1,000,000 × $10   = $0.020

Subsequent request total: $0.042

初回の書き込み後、残り9回がすべてキャッシュにヒットした場合:

Total for ten requests
= $0.222 + 9 × $0.042
= $0.60
平均は 1回あたり0.06米ドルです。繰り返し処理の予算には、初回書き込みと、その後の読み取りの両方を含めます。
図1:初回書き込みとキャッシュヒットの費用内訳。標準版は $0.222/$0.042、Highspeed は $0.444/$0.064。同じトークン使用量と5分のTTLで、通常入力、キャッシュ書き込み、読み取り、出力を分けて表示。
図1:初回書き込みとキャッシュヒットの費用内訳。標準版は $0.222/$0.042、Highspeed は $0.444/$0.064。同じトークン使用量と5分のTTLで、通常入力、キャッシュ書き込み、読み取り、出力を分けて表示。

5分と1時間のキャッシュ書き込み料金の違い

標準版のキャッシュ書き込み単価は次のとおりです。

  • 5分:100万トークンあたり2米ドル。
  • 1時間:100万トークンあたり4米ドル。
キャッシュの有効期間は TTL(time-to-live)と呼ばれます。Moonshot のデフォルトは5分です。ヒットすると、そのキャッシュに設定済みの TTL 分だけ有効期間が更新され、ヒットした部分には書き込み料金が再び発生しません。有効期限が切れた後のリクエストでは、再書き込みが必要になる場合があります。公式キャッシュ課金ガイド
図2:キャッシュの書き込み、更新、失効。0分に $0.222 で書き込み、5分まで有効。2分に $0.042 でヒットし7分まで更新。4分に $0.042 でヒットし9分まで更新。10分に $0.222 で再書き込み。
図2:キャッシュの書き込み、更新、失効。0分に $0.222 で書き込み、5分まで有効。2分に $0.042 でヒットし7分まで更新。4分に $0.042 でヒットし9分まで更新。10分に $0.222 で再書き込み。
同一で、キャッシュの条件を満たすプレフィックスを前提としています。4分時点のヒットで有効期限が9分まで延びるため、10分時点では再書き込みが必要です。料金は上記の標準版の例と同じです。

継続的な費用には、リクエストの回数と間隔の両方が影響します。同じ10回でも、キャッシュを再利用できる場合と、有効期限が切れるたびに書き直す場合では、総額が異なります。

推論トークンはどう課金される?

K3.1 Pro の推論トークンは課金対象の出力に含まれます。そのため、最終回答の長さだけで出力料金を見積もることはできません。公式推論モデルガイド

たとえば、課金対象の出力が合計10,000トークンで、その内訳が次のとおりだったとします。

  • 推論トークン9,000。
  • 最終回答のトークン1,000。

標準版の出力料金は次のとおりです。

10,000 ÷ 1,000,000 × $10 = $0.10

推論トークンは出力の合計に含まれているため、もう一度足し合わせないでください。料金の計算には、API が報告する課金対象の出力総量を使います。

ツール料金と最低課金額

EvoLink に現在表示されているサーバー側 Web 検索の料金は、成功した呼び出し1回あたり0.005米ドルです。また、リクエスト1回あたりの最低課金額は0.01 Creditsです。EvoLink のツール料金と計算ツール

課金対象となる検索を3回行うと、追加料金は次のとおりです。

3 × $0.005 = $0.015

ツール料金はモデルのトークン料金に加算します。検索結果を次のモデルリクエストへ渡すと、その内容によって入力使用量が増える場合もあります。

ごく小さなリクエストでは最低課金額も考慮してください。0.01 Credits と0.01米ドルは異なる単位です。アカウントに表示される精算ルールを確認してください。

コードでトークン料金を計算する

次の JavaScript は標準版の参考単価を使っています。トークン数を自分の使用量に変えると、対応するトークン料金を計算できます。

// Standard Pro reference rates checked on October 27, 2026.
// Input categories must not overlap.
const tokens = {
  regularInput: 1_000,
  cachedInput: 100_000,
  cacheWrite5m: 0,
  cacheWrite1h: 0,
  output: 2_000, // Includes billed reasoning tokens.
};

const ratePerMillion = {
  regularInput: 2,
  cachedInput: 0.2,
  cacheWrite5m: 2,
  cacheWrite1h: 4,
  output: 10,
};

const tokenCost = Object.entries(tokens).reduce(
  (total, [category, count]) =>
    total + (count * ratePerMillion[category]) / 1_000_000,
  0
);

console.log(`Estimated token cost: $${tokenCost.toFixed(6)}`);
// Estimated token cost: $0.042000
各フィールドは、課金区分ごとに分類した使用量を表します。ツール、最低課金額、適用される税金は別途加味してください。アカウントの単価が変わったら、ratePerMillion も更新します。
Kimi K3.1 Pro の料金計算ツールも利用できます。標準版または Highspeed を選び、通常入力、キャッシュ読み取り、キャッシュ書き込み、出力の使用量を入力すると、アカウントの現在の単価で概算できます。

よくある質問

Kimi K3.1 Pro の1トークンあたりの料金は?

標準版の基本単価を1トークンあたりに換算すると、次のようになります。

  • 通常入力:0.000002米ドル/トークン。
  • 出力:0.00001米ドル/トークン。
  • キャッシュ読み取り:0.0000002米ドル/トークン。

これは課金区分ごとの単価です。リクエストの料金は、各区分で課金されるトークン数によって決まります。

キャッシュ読み取りが90%安いなら、リクエスト全体も90%安くなる?

いいえ。90%という削減率は、標準版のキャッシュ読み取り単価と通常入力単価を比較したものです。リクエスト全体には、出力、キャッシュ書き込み、ツールの料金が含まれる場合があります。

サイトによって表示料金が違うのはなぜ?

正確なモデル名、標準版か Highspeed か、提供元、通貨、課金単位、更新日を確認してください。公開定価、アカウント割引、特定の使用比率に基づく加重平均単価も、それぞれ異なる指標です。

月1,000回呼び出す場合の予算は?

この記事の例では、標準版の小さなリクエストを1,000回行うと 14米ドル、大きなリクエストでは 300米ドルです。リクエストの種類ごとに料金を計算して予定回数を掛け、初回キャッシュ書き込み、ツール、その他の料金を加算してください。

統一APIでAIモデルを利用する

モデルの機能と現在の料金を比較し、APIドキュメントに沿って用途に合うモデルを組み込みましょう。